秋田八幡平クマ牧場 経営

2012年4月20日、
秋田県北部の鹿角市八幡平(かづのし はちまんたい)にある
八幡平クマ牧場で、6頭のヒグマの成獣が脱走し、
75歳と69歳の女性従業員2人が襲われ死亡。
逃げたヒグマは、全て檻の周辺で射殺という痛ましい事件がありました。

事件当日は冬季閉鎖中だったため観光客はいなかったそうです。

八幡平クマ牧場は個人経営のクマ牧場で、
1987年に設立されて以降、
経営者が頻繁に変わり、現在は7人目。

ヒグマやツキノワグマなど計38頭を飼育する施設で、
多いときで133頭のクマがいたそうです。

ビックリしたのは、38頭の猛獣がいる施設を
犠牲になった2人の女性従業員と69歳の男性従業員、
経営者の計4人で運営していたこと。

たったの4人て!

三毛別羆事件・石狩沼田幌新事件
札幌丘珠事件・福岡大ワンゲル部羆事件でも分かるように、
ヒグマは猛獣です。

そんな猛獣が38頭もいる施設の管理を
高齢者を含めた4人でちゃんと出来るか普通?

空気も食べ物も美味い秋田のじいちゃん、ばあちゃんだから、
そこらへんの高齢者よりも元気やと思いますが、
それでも4人は無理があるでしょう。

実際に問題が有ったようで、
動物愛護団体「地球生物会議ALIVE」が
クマの飼育状況や管理上の問題を
監督義務のある秋田県に指摘していました。

地球生物会議ALIVEの指摘した問題点は、

  • 狭い檻に複数のクマが閉じ込められている。
  • ストレスによる常同行動(同じ行動を何度も繰り返す)や
    喧嘩によるケガが見られる。
  • クマの入れられている檻は、雨風の凌げない吹きさらし状態。
  • 檻の底は常に水溜りができて、そこから悪臭を放っている。
  • 施設の老朽化と、いつ事故が起きるか分からない危険性な構造。

といったことです。

実際に八幡平クマ牧場に遊びに行った人のサイトに
カビが生えているエサ用のパン写真が掲載されていたり、
「地球生物会議ALIVE」の撮影した
力が弱いため、エサの取り合いに負けてばかりで
外見が犬のようになってしまっているクマをみると、
まともな管理が行われているとは思えませんでした。

今回、クマが逃げたのは、6メートルの壁の内側に
スロープ状になった4~5メートル近くの雪があって、
そこから逃げた可能性が高いと推測されています。

そういうクマが逃げるかもしれない危険な状況を放置されていたのも、
従業員がたった3人の高齢の方々だったからかもしれません。

経営者に業務上過失致死の疑いがかけられていますが
無理も無いでしょう。

今回の事故に対して秋田県生活衛生課の次長は
次のようなコメントをしています。

「許可基準に合致していると認識しているが、
どのような形で発生したのか把握しないとコメントできない」

うまいっ!

とりあえず責任回避しといて
その後、詳細が分かった時点で完璧な責任逃れコメントを
おっしゃるつもりなんですね!

今回の八幡平クマ牧場の事故を見てると、
危険を指摘する声を無視し
杜撰な運営を続けていた経営者、
それを監督する義務のある行政の責任逃れ、
その犠牲になったのは従業員の方と
劣悪な環境で飼育されていた熊。

福島第一原発事故の構図と被るのは自分だけでしょうか・・・

もう一記事いかが?


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