辛坊治郎 太平洋横断 出港から遭難まで【まとめ】

辛坊治郎 ブラインドセーリング
http://www.b-sailing.com/

成功すれば世界初の快挙となるブラインドセーリングでの太平洋横断に挑んだ辛坊治郎さん(57)

無事サンディエゴに到着すれば「大阪の宝や!」となっていたはずが、思わぬトラブルに襲われ遭難。

自衛隊に救助された後は、無事を喜ぶ声の他に、
「辛坊のくせに”辛抱”足らんの!」
「あれ、自己責任ちゃうの?」
「もう、自衛隊の批判は出来へんなw」
という意見もチラホラ・・・

日頃の辛口コメントのせいなのでしょうね。
ま、本人もそれに気付いているようですが。

そんな踏んだり蹴ったりな状態の辛抱さんが、
ブラインドセーリング太平洋横断に挑む決心をしたところから
遭難、救助されるまでをまとめました。

「ブラインドセーリング」プロジェクト 発足から失敗まで

ブラインドセーリング プロジェクト発足の経緯

間寛平さんのアースマラソンでサポートスタッフを務めた比企啓之さんが、
役目を終えたヨット「エオラス号」を再び使ってくれる人を募集したところ、
ブラインドセーラーの岩本光弘さん(46)が名乗りをあげた。

岩本さんのパートナーとして白羽の矢が立ったのは、
大のヨット好きでキャリアも長い辛坊治郎さん。

長い間「ヨットで太平洋横断を横断したい」と言い続けていた辛抱さんが、
比企さんの話に興味を持ったことで、プロジェクトが進むことになった。

ブラインドセーラーが太平洋横断に成功すれば、世界初の快挙となる。

ブラインドセーラー・HIROさん&ニュースキャスター・辛坊さんが
 小型ヨットでの太平洋横断に世界初挑戦!/よしもとニュースセンター

辛抱さんのヨットマンとしての実力

早稲田大学時代に体育の授業で体験して以来、ヨット歴は30数年。

これまで淡路島から徳島まで航海したことはあるが、
夜通しで航海した経験は無い。

(週刊文春7月4日号より)

航海予定

ブラインドセーリング 航海予定

6月8日に大阪港を出港して福島県に向かい、
6月16日にいわき市の小名浜港から太平洋横断に向けて出港。

8月10日にアメリカのサンディエゴに着く予定。

ヨットの整備には延べ300人

昨年9月から今年の5月までの毎週末、一流のヨットマンが4、5人集まって、
エオラス号の整備と改造が行われた。

プロの気象予報士も含め、整備に携わった人数は延べ300人。

(週刊文春7月4日号より)

機材も万全

●2人の様子を24時間撮影できるように電源を増設。

●衛生通信用の基地局ブイサットを配備。

●船位測定が行えるGPS、最新のレーダーシステム。

出港2日前にエオラス号の漏水箇所を発見

完璧に整備したと皆が思い込んでいたエオラス号に
いくつかの問題点が見つかったんです。

まず一つは、船の舳先に突き出ている大きな棒、
これをバウスプリットって言うんですが、
この根元から少量の漏水が発見されました。

(中略)

当初、この2日間で舳先をすべて解体して、
充填剤を入れなおすことも計画されたんですが、
様々なリスクを計算した結果、内側からの充填で対処することになりました。

余程荒れた海でない限り漏水しませんし、
エオラスの設備で簡単に排水できる程度のものですから、
これで、まず大丈夫でしょう。

(ブラインドセーリングのブログ 6月14日の記事)※現在は削除。

大しけに遭遇

予定通り16日に小名浜港を出港し、順調に航海を続けていたエオラス号は、
19日の夜、時化に襲われ船体に軽微なダメージを受けた。

辛坊治郎 ブログ

エオラス号浸水

6月21日早朝、気候は安定。

エオラス号は、宮城県の東南東約1200㎞の沖合まで進んでいた。

辛抱さんは、24マイル以内に障害物が無いことをレーダーで確認後、就寝。

午前5時まで起きていた岩本さんも、仮眠を取ろうと横になったところ、
ドーン、ドーン、ドーンと3回、下から突き上げるような音がした。

船体のダメージを確認した岩本さんは、
船の中央から水が侵入していることに気付き、辛抱さんを起こす。

7時35分、辛抱さんが「右舷から浸水している」と
事務局(プロジェクトD2製作委員会)に電話連絡。

2人は排水ポンプで船内の水を排出しようと試みたが、
流入してくる水の量が多く、数分後にはくるぶし辺りまで水位が上がった。

7時41分、事務局から海上保安庁に救助要請。

8時1分、エオラス号は10分もたたないうちに沈没すると予測した2人は、
ライフラフト(救命いかだ)で脱出。

船を脱出する時は、ひざ下まで水が迫ってきていた。

遭難、そして救助

8時40分
第二管区海上保安本部から海上自衛隊厚木基地に災害派遣要請。

9時50分
辛坊氏と事務局が電話で連絡
「北緯32度58分、東経152度49分。波の高さは2~3m。2人はけががなく元気。」

11時44分
海上保安庁航空機(LAJ500)が現場海域に到着し、
ライフラフトを発見し交信。2人の無事を確認。

辛坊治郎 救命ボート

12時30分
海上自衛隊航空機(US-2)が救助のため厚木基地を出発。

14時すぎ
US-2が現場に到着。海上着水を試みる。

15時
US-2は海上模様から着水が困難なため厚木基地へ引き返す。
気象状況は南西の風約15m/秒、波の高さ約4m。
海上自衛隊の別のUS-2が厚木基地から現場に向け出発。

17時53分
US2が現場に到着し海上着水。

18時14分
2人を救出し、US-2機内に収容。

22時31分
辛坊治郎氏、岩本光弘氏を乗せた海上自衛隊の航空機(US-2)が
厚木基地に到着しました。

ブラインドセーリング ホームページ

救助後の記者会見

今後の活動について聞かれた辛抱さんは、
「正直いうと、ちょっとやはり今後どのツラ下げてという感じがします。
そういう意味では、やっぱりしばらく自らを省みる時間がいるだろうなと思う」

と答えた。

記者会見の詳細はこちら。
声を詰まらせ感謝繰り返す/MSN産経ニュース

ブラインドセーリング遭難事件 Q&A

ブラインドセーリングとは?

ブラインドセーラー(視覚障害者)が舵と大きい帆の操作を担当し、
サイテッドセーラー(晴眼者)が、小さい帆の操作と
眼の役割をすることでヨットを操る新しいセーリングの形。

世界選手権では、ブラインドセーラー2人と、サイテッドセーラー2人の
合計4人でセーリングをするのが基本。

レースは、B1クラス(全盲)、B2クラス(光覚手動)、
B3クラス(弱視)に分かれて行われる。

日本視覚障害者セーリング協会 活動案内

ブラインドセーラーHIROこと岩本光弘さんは、どんな人?

1966年生まれ。出身地は熊本県天草市。サンフランシスコ在住。

現地では、指鍼術療法の医院を経営している。

先天性の弱視をもって生まれ、13歳の時から徐々に視力を失い、
高校生の時に残されていた視力を失う。

熊本県立盲学校で鍼灸手技法を学んだ他に、青山学院大学夜間部で心理学、
サンフランシスコ州立大学で特殊教育学を学んでいる。

2006年ワールドブラインドセーリング大会日本代表。

全盲セーラーの岩本光弘さん:ヨットで太平洋横断 9000キロの航海に出発

辛抱さん達の救助で活躍したUS-2は、どんな機体?

US2は、海上自衛隊が運用する救難飛行艇。

製作は新明和工業。1機の値段は約100億円。

波高3~4m、風速16~18mという悪天候の中で辛抱さん達を救助できたのは、
US-2の性能と、海上自衛官の日頃の鍛錬の賜物!

こちらの動画には、US2と海上自衛官の勇姿が収められています。

US2は1:00と8:34で登場。

救助にかかった費用は?

救助に向かった総勢90人の自衛隊員の人件費は、
職務であるため計上されない。

経費となるのは救助に使用した航空機の燃料代。

出動した航空機は哨戒機P-3Cと飛行艇US-2の2機種。

P-3Cの燃料であるJP-5の値段は、1キロリットルあたり98,000円。

US-2も同程度の価格帯の燃料を使用しており、
両機とも1時間の飛行で約10キロリットルに燃料が消費される。

今回、厚木基地と現場の往復に8時間かかったので
1機あたりの消費量は約80キロリットル。

その他、岩国基地から出動したUS-2や
海上保安庁の航空機の燃料代を合わせると
出動した5機の航空機の燃料代は、約4,000万円となる。

(週刊文春7月4日号より)

費用の請求は?

海上自衛隊、海上保安庁などの公的機関の救助費用は、全て税金で賄われる。

辛抱さんは、週刊文春の「費用を払う考えはあるのか」という質問に
こう答えています。

「払います」と言えば、助けてくれた自衛官が喜ぶと思いますか。

命をかけて助けてもらって、それが金かよって思わないか。

目の前で命がけの彼らを見ていて、それで金を払いますとは言えない・・・

(週刊文春7月4日号より)

助かった辛抱さんが、一部でボロカスに言われているのはなぜ?

日頃の言動・立ち振舞・面構え・爪の形・息をしていること等など
人それぞれ叩く理由は違うでしょう。

その中で一例を挙げるならば、
国士である故中川昭一氏に対する暴言ではないでしょうか。

こちらの動画には、2009年2月に放送された
『たかじんのそこまで言って委員会』の番組内で
辛抱さんが吐いた暴言が収められています。

【文字起こし】

お父さんも自殺されてるし、ああいうことを何回も何回もTVで放送すると、
本人は自殺の恐れがあるから、
もうこの辺で止めといてやろうやないかという話になるじゃないですか。

とんでもない話だと思います。

あんなものはね『自殺すればいい』(この部分は放送されず)と思いますよ。

あんだけ国際社会に恥かいてね、オメオメねぇオメオメ有権者の前に
もういっぺん出るなと!

もう二度と再びたぶん出られないと思う・・。

出てきたら必ずあのVTR(「朦朧」会見など)を流されますからね。

その意味では世の中にはやってはいけない事があるんだって。

 

もう一記事いかが?


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One Response to “辛坊治郎 太平洋横断 出港から遭難まで【まとめ】”

  1. Johnc370 より:

    Hey there! I realize this is somewhat offtopic but I had to ask. ccdfcefeefbc

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